胃腸炎記録

腸炎記録
(二度と繰り返さないために)

発症したのは20歳のとき。夜中の3時頃、彼氏に誘われノリで豚骨ラーメンを食べる。帰宅後一度トイレで嘔吐。今までも気持ち悪くなることはあったが一度吐けば楽になったため今回もその類かと思う。しかしシャワーを浴びながらシャンプーを流そうと下を向いた途端滝のような嘔吐。食べたラーメンをほぼ吐ききる。ラーメンを吐き切ったことに安心しもう大丈夫だろうとシャワー後ベッドに横たわるがまたすぐ吐き気と酷い腹痛がやってきてトイレで嘔吐・下痢。まだ吐きたりなかったのかとこのあたりではまだ深刻に考えておらず。だが吐いても吐いても出しても出しても吐き気と腹痛は収まらず、トイレとベッドの往復に疲れトイレの中で寝ることを決意。既に朝の5時を迎えており眠気も相当だったが吐き気は開放してくれず。顔と尻どちらを便器に向けるか迷う。最初のうちは肛門を司る筋肉のコントロールができていたが、数回の嘔吐・下痢後、体力消耗のため風呂場の桶を口担当とした。嘔吐・下痢回数が6回を過ぎた頃にはもう胃の中が完全に空になったため何も吐けない・出せない状態になる。だが依然として腹痛と気持ちの悪さは収まらず、かわりにお湯が出るようになる。ただひたすらお湯を口と肛門からW排出する人間ポットと化す。親に迷惑はかけまいと思っていたが精神的にも体力的にも限界を迎えたため親を起こし病院まで車で運んでもらう。朦朧とする意識の中点滴を打つ。点滴を打つまでの待ち時間苦しすぎて片手に持っていた風呂桶を振り回しながら半ギレしていたことを後から親に聞かされる。点滴を二時間ほど受けだいぶ楽になる。やっとこの時点で眠りにつくことができた。診察結果は胃腸炎だった。帰宅後薬を飲まなければいけなかったが、薬を飲む際に水を飲むためすぐに吐いてしまう。果たしてこんなんで薬の効果はあるのだろうかと疑心暗鬼になる。依然としてお湯は出続ける。少しでも水分をとると即吐くため薬以外での水分補給はポカリをお湯で薄めたものを舌先でチロチロと飲むだけだった。劇団ひとりが水を大量に飲み即吐くという芸をやっていたがまさにその状態だった。2日人間マーライオンの状態が続いた。とにかくベッドで寝なければならなかったため爆笑問題ポッドキャストをずっと枕元で流しつづけていた。そのせいか夢に爆笑問題が現れ、現実と夢の狭間を彷徨った。治った後もあの気持ち悪さが再発することにしばらく怯え続けた。完治に一週間かかった。三キロ痩せた。
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写真は胃腸炎発症数時間前の元気な私の姿です。

Don't forget. 2013/3.30

おわり